
アセンデッドマスター☆聖ジャーメインとはどんな人?生前の超常的な能力と現在のスピリチュアル的な働き
スピリチュアルを嗜む皆様にはおなじみのアセンデッドマスター達。さまざまなアセンデッドマスターが存在していますが、今回は「聖ジャーメイン」をご紹介します。
実は、聖ジャーメインは実在の人物で、異色の経歴を持つミステリー界の代表的存在。あらゆる才能に恵まれ、錬金術やサイキック能力を駆使し国を動かすまでの力を得た「近世ヨーロッパ最大の怪人」なのです。
聖ジャーメインはどのような人物であったのか、不可思議な力、錬金術師としての能力、アセンデッドマスターとしての働きなどを詳しくお届けします。
【目次】
聖ジャーメインとは?どんな人?
出生の謎
作曲家やヴァイオリニストとして世間に知られるように
パリの社交界に突如現れた比類なき錬金術師
若さを保つ妙薬を使う不老不死の超人
時のフランス王ルイ15世から信任を得る
聖ジャーメインのさまざまな能力
預言者としての一面
強力なサイキック能力
時空を超えて生きるタイムトラベラー
秘密結社の一員だった?
アセンデッドマスターとしての聖ジャーメイン
紫の炎ので浄化と変容へ導く
まとめ
聖ジャーメインとは?どんな人?
アセンデッドマスターとして知られる聖ジャーメイン。「聖」とつくと、どうしてもカトリックの聖人を連想してしまいますが、彼の場合それに連なるものではありません。
生前の彼の名は「サンジェルマン伯爵」
舞台や物語の中でも活躍しているので、こちらの名前なら聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。サンジェルマンはフランス語表記で、聖(セイント)ジャーメインは英語表記なだけで実は同じ名前です。
サンジェルマン伯爵は近世のヨーロッパで活躍した実在の人物で、端的に言うと「謎のおじさん」
彼は、豊富な知識と巧みな話術、優れた音楽的センスと錬金術やサイキック能力で人々を虜にしていきました。
時を駆ける預言者、いつまでも若若しさを保つその風貌から不老不死の超人、時代を超えて生きるタイムトラベラーとも、稀代の山師ともいわれています。
しかし、生没年不詳、出身地や出生もよくわからず、いつも神秘のベールに隠され、誰も真実の彼を知ることはできませんでした。彼の正体をめぐってさまざまな説が取りざたされています。
それでは、謎に包まれた生前の彼を追ってみましょう。
出生の謎
聖ジャーメインは1690年から1710年の間に貴族として生まれたと考えられています。
両親の家系については確証がなく、様々な説が入り乱れた状態です。スペイン王カルロス2世の王妃マリー=アンヌ・ド・ヌブールの私生児だとか、父親がトランシルバニアの王子だとか、聖ジャーメイン本人がトランシルバニアの王子だとか…
はたまた、ハンガリーの大貴族だとも、ルーマニア王家の血筋とも、ポルトガル系ユダヤ人とも…出自すら謎に包まれています。
いずれにせよ、その潤沢な知識や教養、財産からも貴族階級の出身であることには間違いないようです。
作曲家やヴァイオリニストとして世間に知られるように
1740年半ばのイギリスはロンドン。聖ジャーメインはこの地で作曲家兼ヴァイオリニストとして活動していました。実在の彼を確認できる1ページ目になります。
この時代の音楽は貴族のステータスのようなものでした。演奏レベルも高く、作曲もできるということで聖ジャーメインの作品や演奏は人気を博していくことになります。
稀代のプレイボーイとして有名なカサノヴァや作家のホーレス・ウォルポールから「大作曲家」と称えられていることからも、音楽の才能も絶品だったようです。
しかし、イギリスでの活動は長く続きませんでした。国内での反カトリック運動の高まりとともに、聖ジャーメインはロンドンを去りました。
なんと、彼が作曲した譜面は今でも入手可能!ドイツのhaan engels社から出版されているそうですので、興味がある方は手に取ってみてはいかがでしょう。
パリの社交界に突如現れた比類なき錬金術師
イギリスを後にした聖ジャーメインは錬金術と科学の研究をドイツでしていたという説や、アジアやインドに行って修行していたという説もありますが、歴史的裏付けはありません。
次に聖ジャーメインが現れたのはパリの社交界でした。その頃の彼の肩書は錬金術師。凄腕の錬金術師「サンジェルマン伯爵」として社交界の中心になったのです。
彼は、何ヵ国語もの言語を駆使するマルチリンガルで、この時点で古語になっていたヘブライ語やサンスクリット語などにも通じていました。自然科学への造詣も深く、錬金術で作ったという宝石を持ち歩き、プレゼントすることもあったそうです。
若さを保つ妙薬を使う不老不死の超人
社交界で話題の的になった最大の理由は彼の容姿にありました。すでに50代~60代でしたが、その見た目は若々しく40代ほどの壮麗な男性にしか見えなかったそうです。
彼自身も年齢を隠すことなく、若さを保つ術を施しているという発言をしていたため、多くの人々の興味を引くことになりました。
フランスの貴婦人ジェルジ伯爵夫人は「サンジェルマン伯爵」が40年ほど前に会ったときと少しも変わらない姿で現れて、腰を抜かして驚いたという逸話が残っています。
聖ジャーメインは、賢者の石や若返りの妙薬「エリクサー」の製法を習得していたとされています。
彼は人前で食事をすることがなかったため、光を食べている、若返りや不老不死の霊薬を持っていると噂されていました。このような薬は王侯貴族の興味を引き、永遠の若さと美貌を求める社交界の女性たちの憧れになっていったのです。
何度も彼に会っている作曲家のジャン=フィリップ・ラモーはこう語っています。
「何度か彼に会ったことがあるが数十年たっても、どれも同じ年齢のサンジェルマンだった。彼の存在は神秘そのものだ」
聖ジャーメインの交友範囲はどんどん広がっていき、フランス国王の公妾であったポンパドゥール夫人から気に入られ、宮廷にまで出入りできるようになっていきました。
時のフランス王ルイ15世から信任を得る
ルイ15世への謁見が叶った聖ジャーメインは、ポケットからダイヤを取り出し王に献上したそうです。そのダイヤは錬金術で生成したものだと述べ、ルイ15世の関心を引きました。
また、ルイ15世から傷ついたダイヤを預かり、次の機会に錬金術で傷を消したダイヤを王に返したという逸話も残っています。
王にいたく気に入られた聖ジャーメインは、シャンボール城を借上し、そこで錬金術の研究や芸術活動を行いました。また、密使として働いていたともいわれています。
このような栄華が長く続いたわけではなく、政治の陰謀術数に飲みこまれた聖ジャーメインは、フランスを追われることになり、ドイツで没しました。
ドイツの教会の古い戸籍簿には「サンジェルマン伯爵」の死亡記録が残っています。それによると、1784年2月27日に亡くなっていることがわかるのですが、彼の動きはその後も続いていくのです。
聖ジャーメインのさまざまな能力
預言者としての一面
ルイ15世が亡くなった後、聖ジャーメインは再びフランスに赴き、新しく即位したルイ16世と王妃マリーアントワネットに面会しました。この時も例にもれず、彼の姿は壮年のままであったそうです。
「政治のカジの取り方に注意しないと、やがて恐ろしい破局が訪れます」との言葉を残したそうですが、まるでこの後に起こるフランス革命を予見したような忠告です。
強力なサイキック能力
聖ジャーメインは、過去世の記憶を持っていたことでも知られています。前世では円卓の王アーサーに仕えた魔法使いマーリン、キリストの父ヨゼフ、シェークスピア、コロンブスなどとして生きていたと語っています。
また、時空移動も可能で扉を通らないで部屋に現れたり、忽然と姿を消したりすることもできたんだとか。
時空を超えて生きるタイムトラベラー
生前の聖ジャーメインは、紀元前のバビロニアの様子やカエサルの凱旋、キリストが水を酒にしたり処刑されたりした場面を、まるで「見てきたように」語ったのだそうです。そのときのお土産ともいえる証拠の品を取り出すこともありました。
また、死後も手紙を送ったり、その姿を何度も目撃されています。
聖ジャーメインの死後、マリーアントワネット宛てに彼からの手紙が届きました。内容は、ルイ16世の退位を勧めるもので、マリーアントワネットはこれを取り合いませんでした。

この頃、マリーアントワネットの侍女であったアデマール夫人は、郊外の古い教会で「サンジェルマン伯爵」に対面したと日記を残しています。
それによると、伯爵は以前とまったく変わらない若いままの風貌で、自分は不死身で永遠の時間をさまよい続けていること。日本から帰ってきたばかりだということ。国王と王妃は忠告を聞き入れてくれなかったこと。もう二人は終わりだということを語ったと綴られています。
時はフランス革命が始まる直前で、その後は皆さまご承知の通り。革命が起こり、国王夫妻は断頭台の露に消えることになりました…。
革命中もフランスでは聖ジャーメインの姿がたびたび目撃されています。

その後もナポレオンへ助言や忠告をしたとか、イギリスのチャーチル首相に助言したなどというように、時の権力者の前にたびたび現れています。
聖ジャーメインの目撃情報は現代まで続いています。1930年にある作家がカリフォルニア州のシャスタ山で会ったとか、1939年にアメリカの飛行士がチベットで会ったとか、1984年から日本に滞在しているなどのうわさが後を絶ちません。
秘密結社の一員だった?
一説には薔薇十字団(ローゼンクロイツ)やフリーメイソンに所属していたといわれています。
フリーメイソンの会議に出席した記録が残っているそうですが、その日付はなんと、彼の死後のものだったそうです。
アセンデッドマスターとしての聖ジャーメイン
聖ジャーメインは全銀河宇宙評議会の12人のアセンデッドマスターの1人に数えられています。全宇宙評議会とは、地球の次元上昇・アセンションや平和を管理して、地球の進化を導く組織です。
マスターマーコ、アシュタール、イエスや観音などのそうそうたる面々が集まる中、聖ジャーメインもスピリチュアル界の中で高位に就いて、人々を導く役目を果たしているのですね。
聖ジャーメインは変容の時代を守り導くよう託され、第7光線を司っています。第7光線とは周波数の高い紫の光。聖ジャーメインときたら「紫」とつながるほど関りが強い色です。
また、最近「文明の神」に昇格したそうで、人類の文明を開化するための神聖な5次元ブループリントを保持し、新しい黄金時代をもたらす導きもしています。
紫の炎ので浄化と変容へ導く
アセンデッドマスターとしての聖ジャーメインは、浄化と変容を司っています。生前の彼の職業であった錬金術は変容へと結びつき、創造、発展、人類の進化、浄化や癒しをサポートしているのです。
彼が用いるのはスピリチュアルな紫の炎「バイオレットフレーム」
大天使ザドキエルとワークしながら、人類の癒し、進化へと導いています。この炎は、浄化のエネルギーそのもので、低いエネルギーを非常に高い波動へと変容させるパワーを持っています。
生前の彼が社交的だったように、聖ジャーメインはライトワーカーが集まっている場所に自ら訪れ、導いてくれるそうです。バイオレットフレームは誰であれ望めば使うことができるそうなので、浄化が必要なときは心の中で聖ジャーメインに依頼するといいでしょう。
まとめ
2000年を生きたとも、4000年を生きたとも言われる、不思議な謎のおじさん「聖ジャーメイン」
近世フランスを中心に物理や時空、次元を越えた超常的な逸話が多く残り、スケールの大きさをうかがい知れます。
アセンデッドマスターとしての聖ジャーメインは、アセンションへと近づいている地球を癒し、変容を受け入れる導きをしています。紫の光や炎を使って人を救い、変容への手助けをしてくれているのです。
バイオレットフレームは望めば誰でも使用できるそうですので、浄化が必要な方はぜひこのパワフルなツールを使ってみてくださいね。
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