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目覚め

この世界は、全てがワンネスというひとり遊びだった!わたしはあなたであなたはわたし。光も闇も存在しないワンネスの話。

目覚め

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コロナ禍
で久しぶりに外出した時、青い空、道端に咲く花、街を歩く人が話す声、スーパーで並ぶ色鮮やかな商品、どこかの昼ご飯の匂いなど当たり前にあると思っていたこの世の全てがありがたいと感じる一瞬がありました。

もしそれら全てが自分と繋がっているとしたら、この世界の全てがあなただと言われたらあなたは何を思いますか?あなたの世界はあなたが創れるとするならば、どのような世界を創りたいですか?

内と外、敵と味方、正義と悪、白と黒、闇と光など色々な線引きをして描いてきたドラマチックな仮想現実世界という舞台に私たちは日々踊らされてきました。それらは始まりも終わりもない全て神のひとり芝居だったのかもしれないというワンネスの感覚を、今こそ思い出すタイミングがやってきました。

<目次>

  1. ワンネスとは
  2. 創造主とは誰か
  3. なぜ分離したのか
  4. 分離意識とは
  5. ワンネス体験
  6. 時間も空間も幻想
  7. グループと分離感
  8. 正しいか正しくないか
  9. ワンネス体験の5段階
  10. ワンネス視点で消えるエゴ
  11. ワンネスを体験するための方法
  12. まとめ

ワンネスとは

ワンネス(Oneness)とは、この世に存在するものは、本来は全てが一つのものであるという概念です。宇宙の源から派生して分離しているだけで、元々は全て一つの集合意識で、繋がっているという考え方をワンネス意識といいます。

ワンネスの考え方によると、わたしはあなたであり、あなたはわたし、道端に歩いている人も、家にいる猫も、太陽も、月も、地球も、木も、土も、音も全てあなたでありわたしなのです。

全てが一つであるとするならば、この世に存在する全てが幻想と言っても過言ではありません。大きな戦争も、小さな体も、目の前に起きている現象も物質も何もかもが「わたし」が創り上げたものとするのがワンネスの考え方です。

創造主とは誰か

では一体、この世界を創り上げたのは誰なのでしょう?それは、人によっては「創造主」「神」「大いなる者」「宇宙」「愛」「潜在意識」「ソースエネルギー」など様々な呼び方がされています。

元々宇宙には、一つの魂(エネルギー体)だけしか存在していなかったのですが、一つであるがために自分の存在を実感することができなかったのです。

唯一の神は愛であり、完全体なのですが、自分以外の存在なしには自分の愛を理解することができません。自分が光であっても、闇がなければ自分が光であるとは気づきません。相反する概念をあえて作り出し、二元性の世界を作りました。

さらに、概念だけでなく、自分の魂を無数に分離させて、人間などの生き物やありとあらゆる物質を創り上げたのです。そのため、この世に存在する者は全て元々は同じ創造主の一部であるのです。

つまり、創造主はあなたであり、わたしであり、みんななのです。この世界全てが一つの共同創造であるということになります。

なぜ分離したのか

この世界はもともと唯一の魂によって成り立っているものであったと説明しましたが、この世という仮想空間に生まれてくる過程で、自分が神であった、創造主であったということはあえて記憶から消されると言います。

それは、自分が神であったという意識が最初からあると、神以外の体験ができなくなってしまうからです。神である以上は、全てがなんでも思い通りになります。

一方で、神以外の存在で、生まれた時から、死ぬまでずっと何の負の感情も持たずに全て思い通りに生きている者は、人も動植物もいません。(それすらも思い通りであったというのがワンネスの考えですが)

あえて思い通りにならない現実を味わいたかったがために、神は自分の魂を分けて、この世界を創ったというのがワンネス的な考え方です。宇宙も惑星も地球人も宇宙人も全ては一つだったところを分離して存在しているだけで根源は同じなのです。

分離意識とは

ワンネス意識を頭で理解することはかなり難しいとされています。一方で、私たちは分離意識を普段から多く持つことがあります。分離意識を理解した上で、ワンネスについて考えるとワンネスという概念がもう少しわかりやすくなるかもしれません。

例えば、私と私以外、善と悪、上と下、過去と未来、男と女、内と外、勝ちと負け、光と闇といった二元的な枠は全て分離意識を生み出す概念です。

非二元=ワンネスというのは、少し飛躍してしまいますが、ワンネスの考え方においては、全てが一つなので、二元的な物、二元論は存在できません。

「自分=この地球に生きている名前を持った人間のみ」だと考えると、周りと自分を比べて敗北感を味わったり、焦燥感を覚えることもあるでしょう。時に孤独感や無力感、恐怖感も生まれるかもしれません。

ですが、ワンネスの考え方においては、自分が自分だと思っている存在以外も全てがあなただとしたら、分離意識は意味を成すことはなく、今目に見えている現実は幻想で、人生は完全なるひとり遊びであると気付かされます。

また、他人と周囲を比べることでのみ得られる優越感や安心感は、あなたを本当の意味で癒すことはありません。たとえあなたが戦いに勝ったとしても負かした相手もワンネス的に考えればあなただからです。

全てが自分であると理解し、分離感をなくして全体性を思い出すことで得られるものが本当の癒しであり、ワンネス体験なのです。

ワンネス体験

ありのままの自分が完璧であるという考えはワンネスの考えの一つですが、「完璧」=「全ての基準を満たしている」というわけではありません。何かしらのルールがあって、その合格点を満たしているものが完璧であると考えれば考えるほど、人はゴールに向かって自分の不完全さを無くそうと努力します。

しかし、ありのままというのは、この地球のルールにおいては不完全と呼ばれているものもあります。一方で、ワンネス的に見れば、その不完全さこそが体験したかったものであるので、生まれてきた役割を果たしているという意味で「完璧」であると言えます。

今この文章を読んでいる「あなた」も、あなたの周囲にいる大好きな人も大嫌いな人も、目の前にある文字も外にある木も存在の全てがあなたの一部であり、一つのもの(=ワンネス)であると思い出すと、外側の世界に影響を受けにくくなるかもしれません。

時間と空間も幻想

ワンネス的に考えると、この世のありとあらゆるものが幻想であると言われています。その代表が時間という概念です。直線のように、過去、現在、未来といった別の次元が存在するように感じられます。

ですが常に私たちは「今」を生きているというのがワンネスの考えです。過去世、未来世、輪廻転生という考え方もありますが、全てが一つであるのならば、ただそれも分裂した一つの魂が無数のパラレルワールドで今この瞬間同時多発的に生きているだけなのかもしれません。

空間もまたワンネス的に考えると幻想であると言われています。この世界は映画のスクリーンのようなもので、私たちの今存在していると思っている宇宙以外にも無数の宇宙が多数存在しています。

映画内の俳優たちがスクリーンという膜を突き破って客席に出て来ないのと同様に、別の宇宙に人は身体を持っていけません。眠っている時は別次元に移動している可能性もありますが、そういったパラレル移動を可能にさせるのがチャネリングであるとも言われています。

信じるか信じないかはさておき、近年ではUFOの目撃情報も増えてきて、バシャールやアシュタールなどの宇宙存在とコンタクトを取る人も存在しています。特に、バシャールは自らをエササニ星の集合意識体として地球人とコンタクトをしていると言っています。

エササニという星に住む人たちは全てが繋がっており、ワンネスの考え方のゴールとまではいかないですが、体現しているように思えます。夢のような話に思えますが、地球もアセンションによって瞬間移動やタイムトラベルが簡単になるかもしれません。

グループと分離感

元々ワンネスであるはずのこの世界にはありとあらゆるグループが存在します。銀河、地球、無機物、有機物、人間、肌の色、国、ジェンダー、年齢、職業、会社、宗教、地域、家族など大きなものから小さなものまで様々です。

こういったグループに属すことで自我が生まれ、安心感を得られる一方で、グループに属していても違和感を覚える人もいれば、グループに属せない人にとっては分離感をも生んでしまいます。

例えば戦争は、別の国や惑星同士などが対立して生まれるものです。いじめやハラスメントなども多数派と少数派など分離が原因である場合があります。

ですが、全てが一つというワンネスの考え方に近づくにつれて、そういった二元性がなくなり、境界線のようなものが薄れていきます。もちろん絶対にワンネス的に物事を考えなければいけないというわけではありません。

分離によって学べることもあるからこそ、あえて私たちは分離して生まれてきたからです。分離によって生まれるエゴが人々を苦しめ、争いを生む原因であると気づくと、ワンネスの考えが自然と身につくようになります。

正しいか正しくないか

ワンネスの考えを含み、この世界には数えきれないほどの考えや観念があります。それらを、この多様性が叫ばれる時代で、正しいか正しくないかという二次元的に捉えるのには限界が来ているのかもしれません。

例えば、ワンネスの考え方についても、この世界の源、創造主の存在を「神」と捉える人もいれば、「エネルギー」と捉える人もいます。ワンネス体験を、幸福感に包まれるような特別な体験と捉える人もいれば、危険なカルト的思想であると考える人もいて、無に戻る感覚とニュートラルに捉える人もいます。

誰かがAは正しいと言ったから必ずAを信じなければいけないというわけでもないですし、一方で大多数がBが正しいと言ったところで間違っていることもあるのです。情報が多くなればなるほど、何を信じたら良いのか迷ってしまうかもしれません。

そのような時にこそ、自分の心の内側と向き合うタイミングだと思います。外側の存在がこの世界を創っているわけではなく、自分という創造主が世界を創っているのだとすれば、正解を迷う必要はありません。

そもそもこの世界には正解も不正解も幻想で、迷うという体験がしたかっただけかもしれませんし、それについてもここでは結論を言い切れないのです。

ワンネス体験の5段階

ワンネス体験や一瞥体験と言われるものは、様々な人によって世界中で語られています。自然の中で感じられた人もいれば、街中でふと感じられた人、ツインレイといったソウルメイトと呼ばれる存在と出会った時に感じられた人もいます。

具体的にどうすればワンネス体験できるのか方法があれば良いのですが、ワンネス体験はセミナーなどで感じられるものでもないと思います。またワンネス体験自体を言葉で説明するのはほぼ不可能と言っても過言ではありません。

体験談などで共通して言われているのは、思考が止まる、時間の感覚がなくなる、境界線がなくなる、愛を感じる、涙が出てくる、至福を感じる、無になるといったものが多いです。ジュリアン・シャルムア氏が自身の著作『ワンネスの扉:心に魂のスペースを開くと宇宙がやってくる』で語ったワンネス体験や、筆者の体験などをもとに簡潔にまとめたワンネス体験の指標です。

第1段階 身体レベルのワンネス体験

どこか普段とは違う、不思議な気持ちを感じる。生きているのが素晴らしいと感じる。普段とは違い、魂レベルで人生を観察する。自分の身体の全てが細胞レベルで愛おしく感じられる。時間の感覚は存在する。

第2段階 感情レベルのワンネス体験

強い喜びと悲しみといった相反する感情を同時に抱き、感受性の幅が広がる。感情が処理できずに涙が出てくることもある。

時間の感覚が歪み、過去現在未来が同時に存在するような不思議な空間に移る。人々などの思いなどが言葉を介さずとも察知できる。時間の感覚が薄れていく。

第3段階 魂レベルのワンネス体験

この世の全てに深い思いやりを感じる。地球上全ての人の喜び、悲しみ、希望、落胆などありとあらゆる感情を受け取るようになる。亡くなった人や、精霊など目には見えない存在を感じる。今まで自分だと思っていた「私」という存在が自分ではないと気づく。

第4段階 惑星レベルのワンネス体験

二元的な感覚がなくなり、地球上の全てが愛おしく感じられる。地球と自分が一体化して、全ての境界線が薄れていく。五感が一つの感覚になっていく。「私」という感覚が完全になくなり、宇宙という素晴らしい愛を全身全霊で体験する。

第5段階 宇宙レベルのワンネス体験

宇宙に存在するあらゆる存在も惑星も銀河も全てが自分であると感じられる。意識の赴くままどこへでも移動ができる。全知全能の感覚。生死の違いも感じない。

このままのワンネスの感覚でいられないように身体にストップサインが送られ、強制的に通常の「私」に戻る。どのくらいの時間が経ったのかは全くわからない。

ワンネス視点で消えるエゴ

自分は孤独だと感じたり、自分には力がないと感じたり、他人と自分を比べて嫉妬を覚えたり、ネガティブ思考になってしまうことがあったとしたら、それはあなたのエゴの声がそうさせているだけです。

スターシード、スターチルドレンと呼ばれる宇宙由来の魂を持つ人たちは、地球の波動に合わないことでそういったエゴの声に支配されているような感覚を持つことが特に多い傾向があります。

過去あんなことをしてしまったから罰が待っている、未来はこうなってしまうかもしれないから今のうちにこれをしなければいけない。そういった文言で人々は不安や恐怖を感じてしまうことがあります。

ワンネスの考えによると、全てが自分で、脅かす側も怯える側もそれを見ているのも全て繋がっているというのがこの世のからくりでした。自作自演をするならば、どのような世界にするかは自分で最善を選んでいけば良いのではないでしょうか。

そんなことはできない、と思ったとしたら、それはエゴの声なのです。エゴの声を手放す方法については、ただそこにあると気づくだけで良いのです。この世は遊びのようなもので、すべきことも、絶対に果たさなければいけない使命も実は存在しないのです。

幸せになるために、エゴを手放すために苦しい修行のようなことをする必要はありません。自分を脅かすエゴや外側に一見存在するように見える幻想に従って生きるのをやめ、今に集中して自分軸で生きられたら、自分が心地の良い世界が待っているからです。

ワンネスを体験するための方法

ワンネスというのは、全てと一体になるということです。分離感すらも、あなたの一部なのです。また、ワンネスの感覚に近づくポイントの一つに、共感能力があります。スターシードには比較的多く備わっているこの共感能力を高めると良いのでたくさんの人生経験を積むことが大事になってきます。

仮の話ですが、病気になり入院したことがある人は、病気の苦しさや、入院中の心細さ、医療従事者の方のありがたみなどがわかります。その体験を通じて、同じ病院にいる患者さんとワンネスを感じたり、同じ病気を持つ人とワンネスを感じたり、違う病気であっても辛い経験をした他人の気持ちがわかるようになります。

ネガティブな経験だけではありません。他には、例えば結婚をしたことがある人は、パートナーと一緒にいる安心感や、同じ人生を共にする喜び、価値観が広がる楽しさなど様々な起伏を感じることがあります。

世の中には色々な形の結婚がありますが、結婚している人同士で共感できることがあるとワンネスを覚えます。また同じ人生を共にするパートナーとは、考えや好みが一致したり、繋がりを感じられるようなワンネス体験を日々経験していくこともあるでしょう。

これは、必ず何が何でも病気にならなければいけないとか、結婚しなければならないという意味では決してありません。わからないという体験も一つの体験だからです。このようにワンネス体験というものは、スピリチュアル的な物に限ってはおらず、日常で誰もが触れる可能性があると言えます。

しかし、人の人生において例えば海の気持ちがわかるか、ミトコンドリアと共感できるかと言われたところでわかる人は少ないのかもしれません。

人生には限りがありますし、神ではない自分で生きていると思っているのでわからないことも沢山あるのが当たり前です。だからこそ、無限にパラレルワールドが存在しているとも言えるでしょう。

パラレルワールドは同時並行で存在しています。そこには、ミトコンドリアバージョンのあなたもいれば、結婚しているあなたもいれば、この記事を読んでいるあなたもいるのです。

どのパラレルワールドで生きるかは、あなたが選ぶことができます。なんで自分はこんな悲惨な人生を歩んでいるんだと嘆くパラレルワールドと、なんて喜びに溢れた素晴らしい人生を歩んでいるんだと感動するパラレルワールド、どんな選択もあなた次第なのです。

まとめ

ケーキ屋さんに行くと、いちごのショートケーキや、モンブラン、チョコレートケーキなどたくさんの商品が並んでいます。商品がショートケーキただ一つで、その商品だけにこだわり抜いている専門店もこの世にはあるかもしれません。

結局、それらのケーキも口に入れば消化され排泄されます。どこのどのケーキが一番か言い争っていたとしても、「どのケーキも美味しい」と言えば終わる話なのです。人が人気ランキングなどを作って、わざわざ順位を決めたところで、ケーキ自体が変わることはないのです。

話がそれましたが、ワンネスという壮大な話も簡単に言えばこのような馬鹿げたものなのかもしれません。小麦粉のようなものから、派生してケーキが生まれたり、パンが生まれたり、お好み焼きが生まれたように、元々は全て一つだったという話です。

比べてみたり、二分化してみたり、細分化してみたり、合体してみたり、この世では色々な体験ができるようになっています。エゴは巧妙で、目に見える限り、とてもよくできている仮想現実なのでこれが幻想であるとはなかなか頭で理解するのは難しいかもしれません。

そして面白いことに、ワンネスについて調べると「ワンネス 危険」と言ったネガティブなワードもあれば、「ワンネス体験 方法」といったワンネスについて積極的に調べている検索ワードも見つかります。

二極化した外側の情報を行き来していても、ワンネスは文字と頭では理解するのは難しいと思います。ですが、ワンネスは体験した人が目覚めていて偉いとか、体験できない人が劣っているというわけでもないので、これから体験する方は焦らずにハートで感じてみてください。

インドのタバコ売りのマハラジという人はかつて言いました。

至福を通してだけでは、あなた自身を知ることはできない。あなたの本性そのものが至福だからだ。悟りを得るためには、あなたではないもの、対極と向き合わなければならないのだ。

この世界には、闇も光もあるようでなかったのです。分離もネガティブな意識も恐れることはありません。あなたがそうしたかったから今のあなたが存在するはずです。唯一あなたという存在を知るのがこの世の面白さなのかもしれません。

参考文献:『ワンネスの扉:心に魂のスペースを開くと宇宙がやってくる』ジュリアン・シャルムア著(ナチュラル・スピリット)

『「私」という夢から覚めて、わたしを生きる:〜非二元・癒しと悟りをめぐるストーリー〜』中野真作著(SHIBA  BOOKS)

『アイ・アム・ザット 私は在る―ニサルガダッタ・マハラジとの対話』スダカール・S・ディクシット著(ナチュラル・スピリット)

『ワンネスとは・・・』Kワラシー著(AMAZON)

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